筑波FJ1600第4戦


最終更新:2011年10月22日 17時35分55秒

筑波FJ1600シリーズ第4戦となるレースが10月16日に行われ
ました。第3戦は優勝で飾り、よい流れで迎えた今回のレース。
ここでも勝ってシリーズ争いを少しでも有利にしたいと思い
臨んだ'レースでしたが、決勝中に接触クラッシュを喫し、'
マシンを痛めてしまい 5位フィニッシュという結果に。
シリーズのチャンピオン争いが絡んでいるだけに
とても悔しいレースとなってしまいました。

 15日 前日クラッシュ!

今回は前日の土曜日からのサーキット入り。
天候は雨。雨の中での走行には自信もあったし、結果も出ていたのでマシンのチェックだけして早めに切り上げて当日に備えるつもりだった。
走行が始まってからは、少しずつ雨脚も強まってき、マシンも問題がなさそうだったので走行を切り上げようと思っていたその周、左80Rで痛恨のスピン、クラッシュ・・・。
前の周回からリアが水にすくわれて急激にブレイクする状態であったが、それよりもさらに一歩踏み込んでいったためリカバリーする暇もなくスピン、そのまま左リアからスポンジバリアに突っ込んでしまった。
これにより左リアのサスペンションアーム、ドライブシャフト、さらにはリアのサブフレームまで壊してしまった。
この時はチームに調子の良さを見せるためにタイムを出して、それから切り上げようと思いアタックに入っていた。
これによりこの日の走行は終了。
レース当日までにはマシンはしっかり修復できるものの、気持ち的に悪い流れになってしまうことが一番まずかったので、とにかく一旦気持ちを入れ替えて、新しい気持ちでレース当日を迎えようと思った。

 16日 大荒れの一日

そして当日。
夜のうちにしっかりと気持ちを切り替えて次の朝を迎えることはできたと思う。
マシンも完璧に直っていた。チームに感謝!

天候は、朝早いうちは雨が強く降っていたけどもサーキット入りするころには雨は完全に上がっていた。
予選が始まるころにはコース上も徐々にだが乾き始める兆しがでてきており、予選後半に路面が乾いてくることを見越してスリックで出ることに。
走り出しはさすがにずるずるな状態、レインタイヤのマシンが抜いて前に出て行く。でもすでに走行ライン上の路面の色が変わり始めてる状況だったので、終了間際には乾いてスリックのほうが速いと確信。とにかく、何かあったときのことも考えスリックでのトップタイムを維持すべくタイヤにゆっくり確実に熱を入れていった。



しかしその矢先、まだ予選開始6分という時に前方から物凄い白煙が。これは何か危ないと思い即座にマシンをインに寄せペースを落とす。ピットに戻ると、1台の車両からオイルが噴出してほぼ全周にわたりレコードライン上にオイルがたっぷりとまかれてしまい、その処理のために一旦予選中止にするとのこと。



筑波サーキット職員の皆さん総出で処理すること1時間以上、結局予選は再開することなくそのまま終了ということになってしまった。
この段階ではまだアタックに入っていなかったが順位は4位で一応スリックタイヤ勢のトップで終わることができた。納得のいくポジションではなかったが、シリーズランキング争いのことを考えればこれでも良いかとも思った。


そして決勝。
予選終了後から太陽が出、みるみる暑くなってきて、決勝スタート時には完全にドライコンディションとなっていた。
フォーメーションラップではブレーキ、タイヤをしっかり温め、しかし温めすぎたり、タイヤの表面を無駄に削ってしまったりしないよう注意した。

スタートに関してはここまでのレースで何度も手順を確認してきたので、大きなミスを喫することなくしっかりと切ることができた。出遅れた2・3位の選手をかわして2位につけ、トップを追撃する態勢に入った。後方では7位スタートの錦織さんが4位まで上がってきており、早くトップに立ってレースをコントロールしたいと思った。



しかしに2周目に入った時、突如赤旗が。第2ヘアピンにおいて接触があり、その1台がコース上にストップしてしまったためだった。しかしスピン、再スタートできなかったマシンは1台、しかも走行ライン上はクリアで、特に問題も無く、SC(セーフティーカー)を入れればよかったんでは無いかと思える状況(これは、レース後他のドライバーも同意見だった)で、この赤旗中断は今までのレースの流れを見た場合過剰な対処のような気がし、実際これが今回のレースを大きく左右した。



その後最終コーナーに一度マシンを並べて、そこで最初のスタートからやり直しだということを聞かされ、せっかく2位まで上がったのにと少しがっかりした。しかし次は今以上の状態を作ってみせる、と気持ちを切り替えて仕切り直しのスタートに臨んだ。

そして迎えた本日2度目の決勝スタート。1度目よりもいい感じでスタート!
より1位と接近した状態でレースに入ることができた。



しかし、いざトップを追走していこうとしたら思いのほかストレートの伸びに差がありどうしてもスリップに入っていけないという状態であった。その分何とかコーナーで差を埋めていたが、コーナーで、無理をして詰めている分ミスが出やすくなってしまい、少しトップと差が出始めてしまっていた。そうしているうちに錦織さんに1コーナーで仕掛けられ、第1ヘアピンにかけて並走状態、これならまだいけるという時、加速で少しシフトミスをして抜かれてしまった。

しかしここはあわてず、トップを追うことを優先、変に仕掛けないでついていくことに決める。



ところが、その直後、第2ヘアピンで前の錦織さんがミスをして外へオーバーラン。自分は開いた内側のベストラインで交わそうとしたところ、イン巻きにスピン状態で戻ってきて目の前をふさいだ。逃げ場がなくなりそのままマシンの右横に正面から突っ込む形となり、乗り上げてタイヤ同士が引っ掛かってコース上で動けなくなりマシンを降りることとなった。
思わぬ形でレースを終え、コース外に退避しようかと思ったその時、なんと本日2度目の赤旗が。
これによりまたレースに復帰できることになり、修復を行うためにピットへ。

しかし戻ってはみたものの、まともに走れなそうにないのであきらめようという状況、それではここでシーズンが終わってしまうので、無理を言ってできる限りの処置でレースに復帰させてもらった。
右のフロントサスペンションアームを曲げてしまいそれによりフロントを中心にアライメントや車高がくるってしまい、ハンドルから手を放すと勝手に左へ45度ほど回り、常に修正舵あてないと真っ直ぐ走らない最悪の状態だった。
 



そして本日3度目の決勝スタート。今までと同じようにスタートを行ったが、4輪の接地バランスがおかしくなっているせいかリアの片輪が空転してしまい思いきり出遅れてしまった。



さらに第1ヘアピンでは路面がうねっているせいもありまともなブレーキングとならず、ハンドルをフルに切ってもマシンが曲がらず大回りするしかなかった。
これにより1周で順位を3つ落として5位となってしまった。
それからは傷ついたマシンを何とか走らせていったが、タイヤのグリップが落ちるとともにコーナーでリアが全然踏んばらなくなり、常にタイヤが鳴きっぱなし、ずるずるとタイムは落ちていった。
最終的にはさらにもう1台に抜かれ6位でのフィニッシュとなった。



1位を取ることが自力でシリーズチャンピオンを掴み取るための必要条件であっただけに、この結果はとても満足できるものではなかったが、この状態でも6位でフィニッシュしポイントが取れたことでまだ最終戦に可能性を残すことができた。そしてレース後には5位の選手が走路外走行のペナルティを受けて、自分が5位に繰り上がった。

今回のレースでは前日から気持ちが空回りというか、気合が入りすぎていらない挑戦をしてしまったり、レースのマネージメントの甘さが目立ってしまった。レース中のアクシデントにしても状況に合わせてもっとしっかりと様々な予想を立てながら走ることができていれば避けられたことだったと思う。
これによってシリーズチャンピオンになれる可能性も低くなってしまったので、非常に悔しいレースであった。
マシン的にストレートスピードが不足している感もあったが、それに対する対処方法も含め、もっと落ち着いてレースし自分の力をしっかり出しきらなければと思う。






 2011年

--- 年間ランキング 2位! ---

 2010年

--- ついに高校生デビュー ---


 2009年

--- あと7回を残してカート練習過程終了 ---

--- あと5回を残してスペシャルクラスへの検定を受けることに ---

--- 検定実施、合格!スペシャルクラス昇級 ---

--- あと3回を残して、筑波サーキットライセンス取得 ---


 2008年

--- 合格!ベーシッククラス開始 ---