{{div_begin class="calcon2"}} 今回は慣れ親しんだつくばでのレースとは違い、経験の少ないもてぎでのレースということでいつもより1日早い金曜日からサーキット入りしました。 レースが直前に迫ったこの時点で実はまだ、もてぎのコースの明確な攻略法がつかめていないのが現状でした。 今までにないくらい仕上がりの悪い状態でレースに臨まなければならないかもしれない、という理由から気持にも焦りが出てきて、走りのリズムもうまく作れずとても厳しい状態でした。 しかし、土曜日の最後には何とか走りとマシンの方向性を見出すことができ、レースに向けての手ごたえをつかむことができました。 {{ref_image DSC_0297.JPG}} {{div_end}} {{div_begin class="calcon2"}} 迎えたレース当日、天候は晴れ。 まずは予選タイムトライアルが開始となります。 もてぎでは予選も筑波とは少し異なり、コースインの順番が大会側から指定されていませんでした。 前日に何とか手ごたえをつかんだだけあり、思いのほか順調に予選は進み、予選時間の中ほどの段階で順位は17台中5位。 タイヤも出来上がってきたので更にタイムアップし順位を上げていける、と思った矢先に痛恨のコースオフ。幸いマシンにダメージは追わなかったものの、タイヤのおいしいところを逃してしまいその後はタイムアップできず、結局7位で予選を終えることとなりました。 自分のミスで順位を落としてしまったのは悔しいですが、上位のマシンとのタイム差はほとんどなく、決勝ではまだまだ取り返すことができそうな感じでした。 {{ref_image DSC_1048-1.jpg}} そしてとうとう決勝。よくよく考えれば、フォーミュラレースを始めて以来初めての4列目スタートということで、ある意味新鮮なグリッド風景でした。 中盤からのスタートだったのでスタート直後の混乱には巻き込まれないように気を付けようと思いながら、10周の決勝がスタート。 最初の転がりだしは悪くなかったものの、寒い中でリアの空転を警戒していたせいで少し踏み込みが足りずベストなスタートとはいきませんでした。けれども何とか順位を守ったまま1,2コーナーをクリア、前への追撃に入ります。 と、その時、前方で1台のマシンが失速。それに巻き込まれる形で周りの何台かも速度を落とし、3コーナーまでのストレートはかなりの混戦となりました。 自分は前方の失速に巻き込まれず進路を確保し、加速できていたのでこの機会に一気に2台をパスし、レース1周目で5位に浮上しました。 しかも自分のすぐ後ろで接触があったようでトップから5台が抜け出す形でレースが展開することとなりました。 その後はレース終盤まで5台でトップ集団を形成していたものの、予選のタイム的にも早かった上位3台が徐々に抜け出していき、最後は4位のマシンとの一騎打ちとなりました。 4位のマシンのタイヤがかなりきつくなってきたようでペースが落ち完全に射程圏内に。各コーナーで揺さぶりをかけていき、残り2周となったダウンヒルストレートでついにインに並び、そのままダウンヒルコーナーへの侵入にもつれ込みました。 こちらがイン側で有利、抜ける、と思った矢先、汚れているコースわきを走ったせいでタイヤが汚れ、思ったグリップを発揮できづそのまま止まりきれずにコースアウトを喫してしまいました。 何とかグラベルには捕まらずにコース復帰できたものの、4秒ほどを失ってしまい、ラスト1周で自己ベストを更新し追走するも及ばす、5位でレース終了となりました。 {{ref_image DSC_1052.jpeg}} 色々あったもてぎでのデビュー戦でしたが、思っていたよりも苦戦したものの、その分えられたものも多く、今後につながるレースになったのではないかと思います。 次はとうとうSuper-FJ日本一決定戦です。 今年1年の集大成ともいえるレースなので、今回のレースから得られたものをしっかりと活かし、発展させて勝ってきたいと思います。 {{div_end}}